No.2 No.3 ブイヤベース解説
http://www.yoshimi-boulangere.com/ybshokutabi2.html
★イタリア出張の為お休みをいただいておりました。今日より再開です★
ブイヤベースと聞いて何のことが解る方は沢山いると思うが、私は未だに「ブイヤベース」と「ブーケガルニ」がごっちゃになってしまう。
「ブーケガルニ」って言ってしまって、ああ、違う、「ブイヤベース」って感じ。
一度変に頭にインプットされてしまったモノだから、性質が悪い。
話は本題に戻って、ブイヤベースとは、「お魚のごった煮」である。
しかし、日本ではないので、醤油ベースではない・・・当たり前だが。
蟹を砕いた出汁で何種類もの魚介類を煮込んだスープである。
スープであるが、メインディッシュとして頂き、食べ応えは充分である。
このお料理は南フランス、中でも有名なのはマルセイユで、そもそも漁師さんの食事として古くから食されて来た郷土料理である。
港町マルセイユでは、旧港をグルッと囲むようにブイヤベースの専門店が軒を並べているが、旧港周辺は既に観光化していて高級なブイヤベースを見つけるのは困難。
しかしながら、安い。でも味は・・・。
そもそもが漁師さんが食べる日常食であるから、「高級」というのも、私的にはどうなのか??とも思うが。
美味しいブイヤベースを見つける基準として、一人前40ユーロが目安。
今回見つけたお店は、旧港から少し中に入っていき、観光地から離れたところにあるコジンマリとしたレストランである。
しかも、値段も40ユーロを越えていて、基準を満たしていた。
スープの色は赤い。
少しオレンジがかっていて、ケチャップ味のようにも見えるが、何の関係もない。
香りは正に海の幸。
中には数種類のお魚が丸ごと煮込まれている。
お魚はすでに出汁がスープに出ていてお魚自体にはあまり旨味を感じないが、スープと一緒に口へ運べば何とも言えない、スペシャルな、ここでしか味わえない一品が生まれる。
女性にはちょっと大目なのだが、できればスープは飲み干していただきたい。
明日は・・・No.4 トリガンスを目指して