La Baguette magique de la gourmandise     **食いしん坊の魔法の杖**

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「苺のショートケーキ」



「苺のショートケーキ」って言うのはフランスには無い。〔16区のヤマザキだけ〕
「そーなんだあ~」って思っている方が沢山居るのではないかと思う。
「苺のショートケーキ」は日本の洋菓子である。

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今日、ベルサイユのパティスリーで働いているYBIの研修生だった〔今は労働ビザを取得して社員となりました〕淳くんが「苺のショートケーキを作って持ってきてくれた。
何と、お店でテスト販売をしているのだとか。
今日も彼が作った「苺・・・」はお店で売れたそうである。
ヴェルサイユは高級住宅地。
日本人はそんなに沢山住んでいないし、もちろん、買って行ったのはフランス人。

そもそも、フランスで生クリームと言う原材料は、加工に使用するものである。
チョコレートのガナッシュや、クレームパティシエール〔カスタードクリーム〕に混ぜて、クレーム・レジェ〔軽いクリーム〕というものにする。
又、ムースに利用したり・・・
日本みたいに、生クリーム自体を泡立ててデコレーションなんてしないし、生クリームは他の原材料と合わせるから、しっかり10分立てにするし・・・と、生クリームを8分立てなんて、フランス人パティシエからすると、
「まだまだ立ってないじゃないか!!!」
とお怒りを買ってしまう代物である。

そして何と!!!
生クリームのデコレーションなんてやった事のないフランス人パティシエ達だから、初めて生デコに挑戦した日には、
生クリームはスポンジ生地の上で見事に分離、ボサボサになってしまう始末・・・
もちろん、二度目は出来るが・・・

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フランスもこれから苺の季節がやって来る。
淳くんの「苺のショートケーキ」がヴェルサイユでちょっとしたブームにでもなってくれると、日本人としてこんなに嬉しい事は無い。
淳くんの「苺のショートケーキ」を購入してくださったマダムに食べた感想を是非伺ってみたいものである。
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by yboulangere | 2008-03-25 09:50 | お菓子

「Paque -イースター2008」


今年のパック〔イースター〕は3月23.24日。
昨年より少し早くやってくる。
パックといえば、卵。
ようやくお店にパックの卵が勢ぞろい!!
今年のチョコレートは???

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今年の弊店のテーマカラーはグリーン。
鮮やかなライトグリーンのリボンで飾られたチョコレートの卵に鶏、ベル・・・
中には沢山の小さなチョコのお菓子が詰めてある。
卵や鶏はキリストの再生のシンボル。

パックの朝は、子供達は大騒ぎ。クリスマスに次ぐ大きな行事だ。
子供達が朝起きると、お母さんが言う。
「ベルが空を飛んでウチの上を通ったわよ!!!」
「わーーーーーーーーーーーーっつ」
大慌てで外へ飛び出す子供達・・・ベルが庭に落として行った、チョコレートの卵を探すために・・

私の夫も小さな時、お母さんにこう言われて大慌てで妹と庭に飛び出していたとか。
なんて夢のある、カトリックの行事なのだろう・・・

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パックの卵と同時にお店に新発売されたのは、ムラング・ア・ランシエンヌ (Meringue à l'ancienne)。
ムラングとはメレンゲのお菓子。
日本には無いが、こちらでは伝統的なお菓子である。
メレンゲを焼きあげただけのシンプルなお菓子であるが、口どけが良く、日本の綿菓子に似たお菓子である。
〔食べ始めたら止まらない・・〕

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ムラング・ア・ランシエンヌは通常のムラングは低温で長時間焼く。
それに比べて、高温短時間で焼き上げるため、カラメル色になる。
短時間な為、真ん中は火通りが甘く、飴状になって、トローリ・・・
また、軽い仕上がりで、フワフワ・サクサク。口に入れるとサーッと溶ける。

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パリのいろんなお店で通常のメレンゲは大抵売っているが、このアランシエンヌは見ない。

ウチに来られたら是非食べていただきたい。
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by yboulangere | 2008-03-18 09:41 | お菓子