La Baguette magique de la gourmandise     **食いしん坊の魔法の杖**

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カテゴリ:フランス( 36 )

「Marseille Nice の旅 ~フランス最後の粉挽き小屋を訪ねて~」

No.1 出発編 マルセイユへ
http://www.yoshimi-boulangere.com/ybshokutabi2.html

今年の2月、2年越しで夢見ていた「フランス最後の粉挽き小屋」を訪ねる旅が実現した。
2年前にフランス政府観光局にご紹介いただき、それからずっと、いつか行ってみたいと夢見ていた。

まず、パリからマルセイユへ。
私はTGV〔フランスの新幹線〕に乗り、パリから3時間でマルセイユへ到着。
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電車の中から見る風景は中世のフランスを思わせる・・・絵画の中に迷い込んだかの様だ。
車内販売で朝ごはんを注文し、窓の外を眺めながらの朝食を取る。
車内販売といっても、日本の新幹線のパックに入ったサンドイッチではなく、プティバゲットにクロワッサン、カフェオレ、オレンジジュースと、車内でもこんなに満足の行く朝食を取れる。
私はフランスの列車でいただく朝食が大好きで、朝電車に乗るときは必ず、車内販売で朝食をいただく。
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2月というのに、太陽は眩しく、サングラスが必要なくらい。
現地で待ち合わせをしていた、弊社新川とホテルで落ち合う。

それからマルセイユの旧港へお散歩。
旧港について、軽く昼食をとる。
夜に備えて、ほんとに軽く、パニーニに生ビール。
夜はブイヤベースを食べる予定であるから、お腹を空かせておかなくては・・・
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2月というのに、港の周囲に並ぶカフェのテラスは人で一杯。
さすが南フランスである。


明日は...No.2 マルセイユの町とブイヤベース
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by yboulangere | 2006-06-12 16:37 | フランス

「フランスの田舎から Part 1」

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Vol,2 乳牛農家で・・・

夫が魚釣りに行っている間に夫の父(日本で言う姑)と一緒に父の友人のフレデリッ
クのところへ立ち寄った。

フレデリックはお父さんから引き継いだ牧場を営む乳牛農家である。

私は牛は見た事があるが、こんなにも沢山の、しかも自然に放牧されている牛を見た
のは初めて。
牛達は最初見慣れぬ私に警戒心をいだき、みんな遠くから眺めていた。

私は義父に
「牛達はきっと日本人を見るのは初めてで緊張してるのよね」
と言うと、
「そうに違い無い」と義父。

フランスのこんな小さな村に日本人が来る事等、皆無に近いであろう。
はてさて、牛達に見分けがつくか、どうかであるが。。。

乳牛に興味津々の私にフレデリックは、

「直に牛達は君に慣れるからね、彼等は優しいから」

と言ってくれ、その言葉の通り、5分もしないうちに彼等は私になつき始めた。
嬉しい様な、複雑な気持ち。

何故ならば、何十頭もいる牛達が、同時に私に慣れて興味を持ち始めたものだから、
全員が全員、こちらへやってくる。
全員が全員、私を嘗め始めた。
でもとっても可愛い。
でもジャンバーはだ液でベトベトである。

その次に乳牛の餌になる山に積まれたとうもろこしを見に行った。
とうもろこしは彼等の大好物なのだそう。

一頭の牛は約9ヶ月間お乳を出すそうである。
一日に約30~40リットルものお乳を出すのだそうだ。
9ヶ月後に2ヶ月間のお休みに入り、又その後妊娠をして、再びお乳を出すのだと言
う。
良く見ると、乳牛は皆、妊娠中の様であった。

命がけでお乳を製造している。
わが子に与えるべきお乳を我ら人間が横取りしている訳である。

牛乳を飲む時にこの牛達に感謝しなくては・・・と思った。
妊娠しなければ、お乳は出ない。
こんな当たり前の事なのに、今まで考えもしなかった。
恥ずかしい限りである。


さて、驚いたのは餌になるとうもろこし。
茎ごと粉砕されていて室になっている。
近付くと発酵臭がする。
この鼻に付く発酵臭を嗅いだ途端、私の頭が冴えた!!!

乳酸発酵してる!!!

まさに、天然酵母である!!!

ここに自然に発酵し、エネルギーを放出しているとうもろこしがある。
これを絞って小麦粉に練り込み、一日置けばとうもろこしの自然種の種生地が出来る。
すでにとうもろこしは円やかな酸臭を放っている。
これを種に作ったパンもさぞ、美味しい事であろう。

かすかに乳牛を思わせる、とうもろこし種のパン・・・

そこまで考えて、なんて私はパンバカなんだって、乳牛を振り返り申し訳ない気持ち
になった。
彼等は命がけだった。


でも、これで一度だけでイイからパン作りたいワ。

フレデリックの名言が木霊する・・・


『我仕事を愛する事はとっても重要で幸せな事だよ』

自然と、人と、学ぶ事は尽きない。

全てに感謝。
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by yboulangere | 2006-03-17 10:38 | フランス

「フランスの田舎から Part 1」

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Vol,1 Truite(川魚)の故郷 〜フランスのます釣り〜

フランスの地方には色々な産地があり、その中でもTriteという川魚で有名なのが夫
の両親が暮すブルターニュ地方。
3月の10日に漁が解禁になり、シーズンがスタートした。

Triteというお魚は水の綺麗な源流に生息している。
体調は大きいものになると60センチ以上のものもいるが、一般的には20センチか
ら30センチくらいの物が多い。

夫も釣り人で、免許を持っている。
無免許での釣りは禁止されている。
また、こちらの方は釣った魚は食べる分だけを持ち帰り、後は川へ戻す。
決して自然を痛めつけたりしない。

川へ戻すから、釣った時に魚を傷つけない様に細心の注意を払う。
万が一、出血させてしまったら、川に戻したら死んでしまうので、丁寧に扱う。

もちろん、一日に2尾程度は持ち帰り、夕食としていただく。

昨夜はTruiteの塩焼き。
オーブンでフワッと焼き上げてあり、最高の御馳走である。

こちらに来て知ったのだが、フランスの人は魚の皮は食べない。
皮を剥いで白い身の部分だけをいただく。
もちろん、刺身でなんて、もってのほかである。

私は日本人だから、皮が大好きで、皆が食べない皮を独り締め。
もちろん、お刺身も。
夫は今ではお刺身は大好物であるが、最初は恐かったそうである。

パリでは中々御相伴に預かれない海の幸ならぬ、貴重な川の幸である。

今日も夫は朝から漁に出ている。
今夜はパリから持参した日本米を炊いて、ちらし寿司を作ろうと思っている。

果たして、ちらし寿司の上に新鮮なお刺身を乗せる事が出来るであろうか・・・
それとも・・・???
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by yboulangere | 2006-03-16 10:41 | フランス

日帰りルクサンブルクの旅 ~Relais Desserts のパティスリー ”OBERWIS"を訪ねて~vol2

f0053008_1433441.jpgようやく目的のOBERWISに到着。
街には人は殆ど居ないのに、2階のサロン・ド・テには驚く程の人が。。。
直ぐに席につく事は出来なくて、暫く待つ。

ルクサンブルグには始めて来たが、ここはドイツとフランスとベルギーに挟まれた小さな国。
街の人々は方言を話していて、それはドイツ語でも無く、フランス語でも無く、何を言ってるのか全く理解が出来ない。
もちろん、お店の人達はフランス語も堪能でコミュニケーションには困らないが、地元の人に道を訪ねてもフランス語は全く通じなかった。

フランスに来た当初、国境を超えるとそこは異国である事を知らなかった(実感が無かった)私はとても不思議な感覚があった。
今でこそ、国境を超えるとそこは異国であり、話す言語が違う事に慣れたが、やはり今回も地元の人にはフランス語は全く通じなかった。
私のフランス語では無く、フランス人の夫のフランス語が、である(笑)

OBERWEISのパティスリーは地方というのに、クオリティーはトップクラスで、ヨーロッパの有名店で長年パティシエをして来た夫も驚く程の上等な作品ばかりであった。

ちょうどお腹も空いたので、何か食べようって事になり、パティシエの夫は
「じゃあ、ケーキでも食べようか」って。
「そうじゃなくて、ご飯食べたいワ」・・・私。
ケーキではお腹は膨らまないから。

10分程待って、ようやく席に案内してもらえた。
暖かいシェーブルチーズのサラダを注文。
ドレッシングはサワークリーム仕立てでさっぱりと美味しく、シェーブルと胡桃の相性がたまらない。

いよいよお待ちかねのデザートへ。
予め下のお店で選んでおいたケーキがやってくる。
Relais Desserts のパティスリーである。f0053008_14331383.jpg
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by yboulangere | 2006-02-03 14:33 | フランス

日帰りルクサンブルクの旅 ~Relais Desserts のパティスリー ”OBERWIS"を訪ねてVol1

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1月31日 オーナーシェフパティシエである夫の仕事に伴ってLuxembourg へ日帰の旅。
パリから電車で約4時間。
朝、6時52分 東駅発の電車に乗り、一路ルクサンブルグへ。

今日から3日連続で、
ルクサンブルグ日帰り旅行記を皆様にお届けします。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

まだ眠たい目を擦りながら電車に乗り込むと、夫はたちまち熟睡。。。
私はまだ夜が明けない真っ暗な外の景色を眺めながら、うとうと・・・

乗客は殆ど無く、静かな車内はまだ夜が続いていた。

暫くしてお腹が空いて来たので、持って来たクロワッサンでも食べようかと思っていると、タイミング良く車内販売。
私は起きてから何も食べていなくてお腹が空いていた。
家を出る前に夫が用意してくれた暖かいショコラも、出掛ける為の身支度で飲む事が出来ず、ようやく暖かいショコラにありつけた。

向かいの席には品の良いお年を召した御夫人が何やら読んだり、書いたり。。。
あまりに素敵な御夫人だったので、思わず、得意の隠し撮りを試みてしまった。

クロワッサンとショコラで朝ごはんを済ませると外は少しづつ夜が明け始め見事な朝焼け。
今年はまだ日の出を見て無かったなあ~って思わすシャッターを切る。
私の今年の初日の出。

フランスの田園風景の中を電車はのんびりと進んでいく。。。
ヨーロッパってホントに平らで行っても、行っても平野が続く。

身体の芯から疲れが取れる。
時間に追われる都会で暮していると、こういう田園風景は心を癒してくれる。

10時30分。
電車はルクサンブルグへ到着。
夫の仕事は14時の約束なので、歩いて街の中心へ。
ここはまだ遥か中世の時代の城壁が残っていてタイムスリップした様だ。

街にはゴミひとつ落ちて無く、パリとは大違い。
人も少ない。

街の中心へ出ると、目的のパティスリーを探して歩く。
Relais Deserts (ローレ・デッセル)とは、ヨーロッパで選ばれたお店に与えられる称号で日本にもこの称号を持つパティスリーがある。
分りやすく言えば、レストランがミシュランで選ばれる様なものである。

目的のOBERWEISに到着する前に、地方ならではのお店を数件発見。
素朴というか、田舎というか。。。
味わい深い。

私はパリももちろん好きだけれど、田舎は良い。
溢れ過ぎない、程よい、人間の生活に丁度良い、そんな感じである。

VOL 2 へつづく。。。
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by yboulangere | 2006-02-02 11:31 | フランス

我が家の朝ごはん

f0053008_1041237.jpg我が家の朝ごはん Petite dejeuner をご紹介。

フランスに来て直ぐに思ったのが朝食の質素さ。

フランスに来た当初はマルティニクのマダムのお宅へ3ヶ月間借りしていた。
フランス人の一般的な朝食は、

★カフェオレ
★シリアルかビスケット又はタルティーヌかクロワッサン
*タルティーヌとはバゲットを横に切って軽くトーストし、バターとジャムを塗っていただく。
普通薄切りのパンに何かを乗せたり、塗ったりして頂く食べ方を”タルティーヌ”という。
★オレンジジュース
★ヨーグルト

以上である。

フランスに来た当初は、この朝食が何となく寂しく感じた。
日本では、トーストにハムエッグ。
サラダ、ヨーグルト。。。

又はご飯にお味噌汁、焼き魚に卵焼き、納豆。。。

フランスの朝食の習慣にちょっと寂しさも感じた程である。

フランスに来て丸4年。
人間の習慣とは恐ろしいもので、今ではこのフランスの朝食のスタイルがすっかり身に付いてしまった。
逆に言えば、沢山食べられなくなってしまった。

カフェオレかショコラ
クロワッサンかシリアル。オレンジジュース・・・もうお腹一杯。

日本に帰ると朝から母が沢山用意してくれるが、サラダを食べるのが精一杯である。

今日の朝ご飯は
ショコラにクロワッサン、パン・オ・レザン。
オレンジジュース・・・もうお腹一杯。

ちなみにこのクロワッサンとパン・オ・レザンは愛する夫のお店のパンである。

これが我が家のPetite dejeuner。
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by yboulangere | 2006-02-01 10:42 | フランス