昨日から月は変わって4月。
昨日は4月1日。
私達に馴染み深いのは、エープリールフール。
これは、アメリカの習慣で、嘘をついても良い日。
フランスでは、4月1日は Poissin d'Avril 直訳すると、「4月の魚」である。
魚の絵をこっそり他人の背中に貼り付けて、笑いものにするとか・・・
魚にまつわる贈り物をするとか・・・
禁漁だとか、この日はお魚は食べはいけないとか・・・
お店でもお魚の形をしたタルトや、お魚のチョコを販売する。
この風習自体は知っていたのだが、さて、それは何かと、調べてみた。
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さかのぼる事、443年前のフランス1564年。
シャルル11世によって、それまで4月1日だった新年がこの年から1日1日に変更すると決められた。
翌年1565年、1月1日に皆は新年を祝ったが、一部のいたずらっ子が4月1日にふざけて新年を祝った。
偽の贈り物をしたりと。
それが語り継がれ毎年4月1日には人々は贈り物をするのが習慣になった。
この時代のフランスは、4月の初旬は禁漁となっていた。
なぜならば、この時代は再生の時代で、魚の卵や稚魚を保護していた。
何人かいたずらを思いついた釣り人は釣ったニシンを川に投げ入た。
もしかすると、誰かが「Poisson d'Avril」と書いたもかもしれない。
そして、「Poisson d'Avril」という言葉だけが残った。
現在は釣ったニシンを川に投げ入れたりはしなくなった。が、可能な限り内緒で捕まえたりしている。
小さな紙に書いた魚を散歩する他人の背中に貼り付ける、時には一日中「Poisson d'Avril」をつけたまま、気が付かないで笑いを振りまいている。
また、いくつかの言い伝えの中に、「Poisson d'Avril」は、「poisson」〔魚〕から来ていて、なぜならば、4月の初旬は、うお座の黄道十二宮の月であるからであると。
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なるほど・・・こんな理由があったのか・・・
参考資料
MOMES.NET
les mini-dossiers
Je sais tout 「Poisson d'Avril」