La Baguette magique de la gourmandise     **食いしん坊の魔法の杖**

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「Paris boulangerie patisserie 私の仲間たち」 NO、4

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先週、研修生の同行通訳に伴って、久しぶりにヴェルサイユのBENJAIN HARVETで仕事をしてきた。
皆も、「久しぶりだねえ~」。

この日は通訳があったので、パン屋に降りて仕事をしたのは、ほんの数時間であったが、久しぶりにとても楽しかった。

この日仕込んだ珍しいパンは、蜂蜜を使って仕込む、少し甘みのあるブール。
蜂蜜で仕込んで、仕上げにへーゼルナッツとレーズンを練りこみ、ブールにする。
製法は至ってシンプルで、難しいパンでは無いが、蜂蜜を使うっていうのがパリでは珍しいし、ほんのり蜂蜜の香りがして美味しい。
冷蔵発酵させて、翌日焼く事も可能で、とても便利に使える生地である。

早速、来週鳥越製粉で予定されている勉強会で試作品に加えようと思っている。

仕込みと成型が一段落して、さて、掃除するか、って思っていたら、19歳のヴィヴィアンが、お店からビールを持って降りてきた。

「YOSHIMIも飲む???」 と、長老のマルセル。
「もちろん!!」

乾杯してゴクリ。
仕事の後のビールは最高!!!
・・・といっても、まだまだ釜には沢山のバゲットが入っていて、これからがヴィヴィアンの午後の仕事である。

マルセルはこの道35年の超ベテランで、パンの事は何でも知っている。
とっても明るい初老の紳士である。
なんでも、その昔、パン屋に成り立ての頃は、全て手で仕込んでいたのだそう。
夜の9時に工場に入り、翌日のお昼までかかってパンを焼いたものだとか。

今では私でも簡単に仕込めるミキサーがあって、便利になったものだと、マルセルがケタケタと笑う。

人に歴史あり。
本当に感激である。
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by yboulangere | 2006-04-19 10:46 | パン職人