La journée du JAPON 〜日本デー〜
去る3月28日月曜日。本来は定休日である、フランスの3店舗のパン屋で、
「東北関東大震災」で被災された日本の皆さんを支援するために、休日を返上してイレギュラーで営業しました。
フランスでは、商店の定休日は法律にしたがって各市町村に登録されており、日本の様に自分の好きな様に営業は出来ません。
本来は営業出来ない、この一日をオープンさせるために、夫のロドルフと私はご近所にお願い回りをして、日本の義援金の為に営業する旨を伝え、了承を得て回りました。
当日は定休日なので従業員一同もボランティアにて参加。
というのも、フランスは日本と違い、従業員の就労時間は法律で厳しく定められています。
休日を返上して出勤すれば、それだけ高い人件費を払わなくてはならないのです。
従業員の皆は、口を揃えてこの休日の参加を了解してくれ、皆で日本を思う一日を過ごしました。
また、過去私たちのお店で働いていた人もこの日参加してくれました。
クリッシー本店の正面には、日本語で書いたお知らせと、フランス語で書いたお知らせを。
そして来られるお客様には今日がどういう一日であるかを説明。
フランス人のお客様は皆、日本の震災に心を痛めておられます。
あるお客様が私に、
「今日このパンを食べる時に、僕は日本を念うよ。敬意を持って頂く、特別なパンだ」
そう言われました。
涙が出そうでした。
また、あるお客様は、
「いつもの食事が日本の為になるなんて、なんて誇り高い食事でしょう」
「日本の為に、今日は沢山買うわ、午後も買いにくるわ」このお客様はこの日3度も来店してくださいました。
日本がんばれ。と沢山のメッセージを頂きました。
3店舗のこの日の売り上げはフランス赤十字を通じて「東北関東大震災義援金」として送ります。
協力してくれたスタッフの皆さん有り難う。
がんばろう!