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La Baguette magique de la gourmandise     **食いしん坊の魔法の杖**

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「フランスのパン屋さん、日本のパン屋さん どこが違う~~???」

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今日は日本のパン屋さんとフランスのパン屋さんの違いを比較してみよう。

まず、店内。
最近は東京あたりでは可也増えて来た対面販売。フランスでは対面販売が主流である。
というか、対面販売しか無い。
お客様が買いたい商品をオーダーしてお店の方から購入する形式で、日本では当たり前のセルフサービス形式での販売はしていない。
この理由ははっきりとは知らないが、衛生面や安全面を考えての事であろうと思う。
また、ショーケースでお店側とお客側が仕切られているので、他民族のフランスでは安全と言える。 

商品のプレゼンテーションの面から考えても、壁面にバゲットを並べてうるのでお客様に見栄え良く、美味しそうに見えると、私は思う。
日本では、バゲットは籠に入れられて前面に置かれているのが多い気がする・・・。

さて、次に、工場内。
日本では、パン屋さんといえば、食パンから菓子パンまであらゆる種類があり、もっと言えば焼き菓子等も全てパン職人さんが製作している。
しかし、フランスでは、パン職人はパン(ハード系の食事パン)だけを主に製作する。
日本で言う菓子パンは、お菓子職人又は、折り返しの専門の職人さんが製作する。
焼き菓子はお菓子職人の仕事である。

この理由は、一度書いた事があるが、
使う材料の種類の違いや、日本に比べて仕込み量が多いのでパン職人さんだけでは全てをまかなえない事等が言える。
しかし、フランスでも田舎へ行くと、パン職人さんが菓子パン系も製作していたりするが・・・

日本のパン屋さんとフランスのパン屋さん。
比較してみるとよく解るのは、パンを主食として食べる国か、嗜好品として食べる国か?
もちろん日本は後者であるが、最近は一日に2食はパンが主食、という方が3割りもいる。
日本のパン屋さんに、バゲットが沢山並ぶ日はそう遠い話では無いであろう。

4月の帰国時は弊社で「東京パン屋さん巡り」を企画している。
4軒訪問し、各店にてお土産を用意していただき、そのうち2軒のお店の厨房を見学させていただくことになっている。
私も日本のパン屋さんの厨房の見学を楽しみにしている。
新たな発見があるかも知れない。

★★★「東京パン屋さん巡り」はお蔭様を持ちまして定員一杯となりました。
本日を持って受付を終了させていただきます。沢山のお申し込み誠に有難うございました。
またYoshimi Boulangere 春帰国時のイベント情報はこちらまで。
www.yoshimi-boulangere.com ★★★
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by yboulangere | 2006-03-31 11:43 | パン